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詩です。未だに1年に1度くらい更新していましたが、片付けました。

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ねぼすけの街 

ねぼすけの街におはよう
くちびるが つめたい朝を震わせる
空気はとても すんでいる
今日はきっと おもいが伝わる一日だ

朝しか生きぬ ようせいの会話
「おひさまって、やがて沈むって本当なのかしらん」
「べらんめえ そんな哀しいことあってたまるか」

連続テレビ小説の途中ですが、ここでナゾナゾを2つ
Q この街には、上り坂と下り坂、どちらの数が多いでしょう?
さっちゃんの答え:どちらも同じ数だけあります

Q じんせいには、おはようとさよなら、どちらの数が多いでしょう?
さっちゃんの答え:おはようの数が多くなくっちゃ、いやになります

犬が来たら よろこんではしゃぎだすのに
朝が来ても あんがいおとなしい子どもであったよ!

夜のいきさきを 知っているかい?
カラスの目やにさ あそこに夜はぜんぶつまっている
カラスに目やにがあるのかい?
そりゃあるさ まっくろすぎて、見えないだけさ

じゃぐちをひねると せいちょうな水がでた
顔をあらって それからタオルでふけばいい
今晩とてもよい夢を見たいだろ?
 ならばこの朝に 恋してうつつをぬかせばよろし
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[ 2014/10/18 22:51 ] | トラックバック(-) | CM(0)

いなか 

二両編成のディーゼル車が 果てしない田園に切れ目を入れていく
さっと青い波が立つ アイツは虫取り網をぎゅっと掴んでいた
赤いトンボはあっちに行ったりこっちに飛んだりすばしっこい

「嫌になるよな」
「嫌になる」
「そうだろう」
「きっとそうだ」

大人っぽい会話は、子供にしかできない
アイツはあぜ道を走りだした 白いシャツが遠くなっていく
山の際から もこもこ 入道雲がわきあがると、
果てる という言葉を奥歯で噛んだ


素麺をすすった後には、夜が敷かれているばかりだ
あとで蛍を見に行こうと
兄ちゃはジャックのペアを畳に置きながら言った

「さみしい目をしているね」
「俺のことか」
「いや、トランプ」
「王子様はつらいことばかりさ」

縁側へ出ると、もうそこから蛍が舞っているのが見えた
その上には、星が大河のように敷き詰めれている
いつまでも、そうしていられたならいいのにな
ぼくは、厠で少しだけ泣く
[ 2014/07/22 00:36 ] | トラックバック(-) | CM(0)

新利根川 

平日の夕方だっていうのにボートを浮かべて
彼らは釣り糸を垂らしてお釈迦様にでもなったみたい
水面に反射する光をついばむ水鳥
脇の国道をまっつぐに進む 私はどこへ帰ろうか
[ 2011/05/19 19:39 ] | トラックバック(-) | CM(0)

お祭りのあと 通り雨は去って 

お祭りのあと わらべ歌なんか思いだして
神社の石畳の階段を下っていきます 
駅の発車ベルがここまで聴こえる
みんなまた思い出の人になるのです

通り雨は去って 誰しも傘をたたんで
無彩色の街が再び姿を見せます
いつまでもこの街にいると約束したのを
忘れた人から大人になれる?
踏切の音にかき消されたさよならを
拾い集めて秋が来ます

お祭りのあと 通り雨は去って
轍にそって 齢を拾い
星のない空 喧騒のありし夜
かわってないね、が支配した街から
時速80キロメートルで離れていく夏

お祭りのあと 通り雨は去って
ひとりぼっちの国道
青看板の誘惑 150キロメートルの距離
けれど、ぼんやりとした自販機の光の中に
ぼくはまだ年甲斐もない夢を見ているのです
[ 2010/12/24 22:42 ] | トラックバック(-) | CM(0)

水たまり 

どこのだれだか知らない娘が
水たまりをぴしゃぴしゃ

どこのだれだか知らない私が
負けずにぱしゃぱしゃ

ぴしゃぴしゃ ぱしゃぱしゃ
ぴしゃぱしゃ ぱしゃぴしゃ

どこのだれのせいだか知らない都市が
足場をなくしてふらふらしている

どこのだれのせいだか知らない都市が
言葉をなくしてぐらぐらしている

ぴしゃぴしゃ ぱしゃぱしゃ
ぴしゃぱしゃ ぱしゃぴしゃ

どこのだれだか知らない私が
わたしになっていく
[ 2010/08/02 00:48 ] | トラックバック(-) | CM(0)


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